福澤さんの悩みを共有してみよう

いろんな人に悩みをうちあけたら、「それは誰でも同じことだ」という旨を言われることが非常に多いなと思いました(なんかあまり親切じゃないですよね)。それならば、悩みを共有できる場を作って、少しでも多くの人が見せかけでも安心が得られるように、とブログを作ることにしました。

大好きなシンガーソングライター石崎ひゅーいさん(本名)のこと

前置き(石崎ひゅーいさんとの出会い)

私が石崎ひゅーいさんを知ったのは、2年前、2014年の5月のことです。
ミュージックフェア」という音楽番組に石崎ひゅーいさんが出演されていたのをたまたま拝見しました。
その番組で、ひゅーいさんを初めてみて(聴いて)、「この歌詞、好きだな!」とすぐにファンになり、その場ですぐネットで検索してファンクラブに入りました。
そのとき歌っていた曲が、当時リリースされた「ピーナッツバター」という曲でした。

石崎ひゅーいさんとは

本名。1984年生まれ(私と同じね、同い年なのに、こんなにすごい人がいるなんて、私本当にダメね)。
ひらがな、しかものばす記号→(ー)まで入っている、大変めずらしいインパクトのあるお名前なので、TV出演の際は、よく名前に関するエピソードを聴くことが多いです。
「お店の会員証に本名書いたら、ふざけないでください的なことを、店員さんに言われた」という話とか。
お母様が、好きな海外のアーティストさんの名前からもじって付けた名前だそうです。
覚えてもらいやすいので、とても気に入っている名前だ、とひゅーいさん本人は言っていました。
お母様はお亡くなりになっていて、楽曲のいくつかに、大好きなお母様のことを考えながら作ったんだろうなと思われる曲もあります。
石崎ひゅーいさんのつくる楽曲や、歌声はとても「感情」がのっているというか、さまざまな切々とした思いが伝わってくる曲と声です。
CDとしてリリースされた楽曲は、プロデューサーの方のすてきなアレンジが加わっていて、大変耳に心地よいですが、
おもにインストアライブで披露される、ひゅーいさんのアコースティックギター一本での弾き語りも、違ったよさがあり、どっちがいいとか比べられません。

歌っているときは、心に直接うったえかけてくるような、ときに繊細で、ときにものすごく大胆で、緩急のある表現に、魂やこころを感じます。
一方で、パフォーマンスが終わった後の、ひゅーいさんの表情というのは、また緩急があるというか、ギャップがあって、とても穏やかで、脱力感のあるゆるい感じ、癒し系な感じ。
それでいて、曲が終わった後のトークに、なにか曲の魂の余韻が残っているのがまたおもしろくて。
(インストアライブで、「今回リリースできたのは、みなさんのおかげ……(じゃなくて)みんなのせいです!!」という言い直しに笑いました)。
ひゅーいさんのパフォーマンスの前の表情って言うのも、「静」を感じるというか、観客を油断させるのよね。
いつも白いワイシャツに、ジーンズという衣装で、髪の毛は真っ黒で、ちょっと背中を丸めて、のそ~っとあらわれて、ゆる~い脱力系な感じで。
「どうも……石崎ひゅーいと申します。あ……なんか……たくさん集まってくれて……ありがとうございます」みたいな感じでぼそっとひとこと挨拶をするの。
そんで歌に入ると、「動」のモードに入るというか、ものすごく、心をこめて、優しく繊細に、あるいは、強く大胆に、声と身体全体で歌を丁寧に表現するのよ。
なんていったらいいんだろう、「こち亀の本田」さんみたいな感じだよ。バイクに乗るとあの人ガラッと別人に変わるでしょ?そういう感じ。
だから、歌になったときに一瞬「え!?すごい」「わ!すごい!!びっくり!」ってなるんだよね。
ライブやテレビのときは、ひゅーいさん自身は演奏はしないでマイクに向かうけど、インストアライブのときはひとりでギター一本だけの状態で、マイクに向かってるよ。
実力派アーティストだなあって思います。

石崎ひゅーいさんの曲はこういう感じの曲です

ファンタジーな歌詞の中に、リアルな感情の揺れが丁寧に表現されている楽曲が多いなと感じます。
私は歌詞にとても惹かれて、ファンになりました。
私は心がとても弱くてダメダメで、心がぐちゃぐちゃになりそうなところを、救ってくれる歌詞が多かったです。
前にも書いたんですけれども、私は「がんばれ」みたいな、押し付けられるような励ましの歌がどうしても苦手です。
石崎ひゅーいさんの曲は、そういう感じの歌じゃなくて。
ファンになったきっかけのシングル「ピーナッツバター」なんかは、励ましの曲なんですけれども、なぜか押しつけがましくなくて、苦しくない。
どれもそんな感じ。
「がんばれ」って感じの他人事じゃなくて、「私が寄り添っていますよ!」とか「息がうまくできなくてくるしい(けど生きてる!)」みたいなメッセージを感じるからかもしれない。
「ピーナッツバター」は、ひゅーいさんが、自分を励まずつもりで書いた曲だそうです(前に音楽番組観覧にいったときにトークでそう言ってました)。
「あせんな 平凡な毎日が 凡人を天才にするから」っていう歌いだしで始まるんだけどね。この曲も、曲の中で「静」と「動」の緩急がすごいんだ、海に「だるま」投げ込むPVもすごいんだ、ワンカットでひゅーいさん自身が監督。

でも、私が一番好きな曲は、「僕だけの楽園」なんですけれどもね。
最初からいきなり早口でわあああ!!!ってせめてくるんですよ。
「友達からの電話でないで環七自転車でぶっとばして有り金全部使っちまってどこいこうか~」
からの
「ああああ~~~~」だからね。すごくこういう感じ、好きだよ。
ひとりで毎晩「ああああ~~~~」ってなってる私の心そのものって感じで。好き。

(公式のYouTubeのPV集、下に貼っておくね、順番に全部みてほしい……)

ひゅーいさんの曲は、まっすぐな大きなひとつの感情を、つきぬけるように書いてくださってて、本当に好き。
私は、前にも書いたけど、浮気とか、汚いことできないから、そういう嫌な恋愛の歌詞とかも、がんばれ系と同じくらい好きではないんです。
でも、ひゅーいさんの曲は、そういうのが全くないから、好き。
恋愛は、ストーカーみたいな一途な歌詞とか、モテなくてモテなくてつらすぎ!みたいなのなら大好き。
「好きって言ってくれなきゃいやだ!」とか「ああああ君のことがすきいい!」とか「僕がここにいるぞ、気軽に電話していいよ!」とか、そういう内容の歌詞がひゅーいさんの曲にあるんです。大きくてまっすぐな感情、寄り添ってくれる気持ちを歌ってくれてて、すごく好き。
夜中のぐちゃぐちゃの「あああああ!」みたいな感じも好き。
それでいて歌詞の世界観がファンタジーでメルヘンで不思議な心地よい感じが好き。

だんだんうまく表現できなくなってきた、やめとこう。

石崎ひゅーいさんインストアライブ(2016年5月18日・タワーレコード池袋)

ひゅーいさん久しぶりのインストアライブ、2年ぶりでした。
ニューアルバム「花瓶の花」リリースにともない、各地のタワーレコードで行われました。
実は、今回のひゅーいさんの池袋のタワーレコードでのインストアライブは、池袋店過去最大のインストアライブ動員数だったそうです。
「ピーナッツバター」のインストアライブときにくらべても、本当に比べ物にならないくらいすごい人だったもの。
人がすごすぎて、全くひゅーいさん見えなかったけれども、声は届いていました。声量もすごいし、声に入り込んでいる魂や感情もすごい。
曲の合間に(オフモードの声で)、「後ろの人みえないよね、見えないとストレスたまるよね……昔○○のライブのとき、全然みえなくて即帰ったもん……(客爆笑)。背伸びして歌うね」って感じで後ろを気遣って下さいましたね。


私の好きな「ピーナッツバター」、SOS!SOS!のサビが印象的な「メーデーメーデー」、切ないバラード「国電」を、アコースティックギター一本で、披露してくださいました。
やっぱり、ひゅーいさんは、声に含まれる感情が、とても繊細で、なにかが震えるほどに強いので、心に響きやすいのか、聴き入って泣いているかたもいました。
ひゅーいさんは本当にすごいシンガーソングライターだと思いました。
MCでは「花瓶の花」というアルバムタイトルに込められた想いも語ってくださいました。

ライブの後、CD購入者ひとりひとりにサイン(と握手も!)をして下さったのですが、前回とは比べてもにならないくらい、すごくすごく待ちました。
サイン会のひゅーいさんは、「歌ってるときのオンのひゅーいさん」じゃなくて、あの「どこかつかめない感じのオフのひゅーいさん」です(笑)。
無表情の中に、軽く微笑みをうかべながら、淡々とした声で、でも、とても優しく語りかけてくれます。


私「2年ぶりに来たんですけれども、お客さんの数がすごくふえてて……びっくりしました。さすがだなあって思いました」
ひゅーいさん「いやいや……(^_^;)」
(サインをいただいて、ひゅーいさんが手を差し出してくださり、握手。)
ひゅーいさん「また、ライブとか、きてくださいね(*^_^*)」
私「はい、ありがとうございました」

ライブに行ったのも2年前の渋谷のクラブクアトロのライブが最後でした。
7月のライブ、行きたいな。CDは歌詞をかみしめるために聴く。
ライブはひゅーいさんの魂の生声パフォーマンスを聴くために行く。
私はそういうスタンスです。

私みたいな、「非リアな人」や、大好きな人への「気持ちが強い人」には、ひゅーいさんの曲、合ってると思うんだ。聴いてみて欲しいな。
文章長くなっちゃった、しかも構成とか考えないで思うままに書き綴ってしまった……。この記事かくのに2週間かかりましたw
時間かけたのに、無駄に長くなるだけで、全然うまく簡潔にかけなかったよ。
伝えたいことはなんでうまく伝えられないんだろう。ごめんなさい。

 

youtu.be

 

花瓶の花

花瓶の花

  • 石崎ひゅーい
  • ロック
  • ¥2100

 

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ひゅーいさん、素敵なライブ、サイン、ありがとうございました。