福澤さんの悩みを共有してみよう

いろんな人に悩みをうちあけたら、「それは誰でも同じことだ」という旨を言われることが非常に多いなと思いました(なんかあまり親切じゃないですよね)。それならば、悩みを共有できる場を作って、少しでも多くの人が見せかけでも安心が得られるように、とブログを作ることにしました。

抱きしめる

www.suzunasu.com

↑購読しているスズナスさんのブログの上記記事を読んでの感想文。

こちらのスズナスさんの記事に、「子どもに親のスキンシップは大切だ」みたいなコメントがついていましたが、子どもにかぎらず、大人でも誰でもそうではないでしょうか。
というのも、私がそうだからです。

日本の文化には、恋愛感情や家族愛なしに、単純に男女で抱きしめあう文化が残念ながらありません。
これについて、鴻上尚史さんが演劇のトレーニングに関する著書で、恋愛感情なしにただ抱きしめ合える男女の友人関係は大切、すごい、みたいなことを書いていた気がします
(鴻上さんの留学先の国が、恋愛感情なしに、抱きしめ合える文化がある国だったんですよね、留学先での体験談を書いていた部分です)。
ここは日本なので、日本のことをどういう言うつもりはないけれども、鴻上さんの文にすごく納得し、「うんうん、そうだよなあ」と感じたことを覚えています。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、それと似ています。
「百慰めは一抱きしめにしかず」という感じ。この感覚、わかりますかね。

私も、恋愛感情なしに、ただ、挨拶や励ましに、抱きしめてくれる男性の親しい友人がいたら、なんとなく、1ミリ位、元気になりそうな気がします。
ライブを観に行ったとき、演者さんや客層が許すのであれば、演者さんとハグしてもらっています。
すごくすごく、癒される感じがします。
若い男性の演者さんとか、アイドルみたいな人だと絶対にできないですが(物理的な理由や、明確にあるいは暗黙のルールで演者さんとの接触が禁止されているため)、
お父さん世代の男性の演者さんや、女性の演者さんは、「ハグしてもいいですか」と聞くと、快くしてくれます。
演者さんがどう思うのかはおいておいて(……)、私はとても癒されます。
ライブで「ハグ会」を大々的にやる演者さんもいます、そういうイベントだと堂々と抱きしめ合えますね。

性的な目的ではないんです(私は性嫌悪というセクシャルマイノリティを持っていますので、ありえないです)。
そして、誰でもいいというわけでもないのです、自分の友人とか、尊敬している、知ってる人でなければ。


そんな人に抱きしめられて、ただただ、疲れた心に、死にそうな精神に、1ミリの元気をもらいたい、もらえる。
励まされる。
抱きしめてくれる心を許せる近しい人が、私には今誰もいないから。

 

ほんの一瞬だけ、冷えきった心に、マッチの火が灯ってあたたまる。
もちろん、マッチの火は、とてもか弱く、一瞬で消えて、また私は元の吹雪の中に立たさせるのですが、それでも、あの火の中のあたたかい感覚は、吹雪の世界に戻っても、「ああ、あの灯りを感じられてよかったなあ」と思えるもので、ずっと心が覚えていて、また次に向けて頑張れそうな気がするのです。

なんだか、誰にも伝わらないことを書いてしまいました、私福澤ってそういう人です。

 

表現力のレッスン

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