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福澤さんの悩みを共有してみよう

いろんな人に悩みをうちあけたら、「それは誰でも同じことだ」という旨を言われることが非常に多いなと思いました(なんかあまり親切じゃないですよね)。それならば、悩みを共有できる場を作って、少しでも多くの人が見せかけでも安心が得られるように、とブログを作ることにしました。

泉に千円札をおとしたら、女神があらわれたような話

前置き

聴いてください、今日、私が、自分について反省しなければ、と強く感じた話を。
いろいろと考えさせられたから、忘れないうちに書いておこうと思うんだ。

コトの発端

今日、職場がある建物の中に設置されていた飲み物の自販機が、動作不良を起こしたんだ。
さて、今日の仕事頑張ろうかな、と、1010円投下して、デカビタCの売買契約を締結しようとした瞬間に、自販機がシャットダウンしたんだ。
時刻午前9時55分。
↓ツイート

自販機に表記されていた電話に連絡して、返金をしてもらう約束をとりつけたけど、私は職場から出られないので、返金するお金は、「建物の受付の人に預ける」と、自販機の会社の人に告げられたのよ。
それなら、受付の人にあらかじめ伝えておかなければ、と思い、私は受付の人に事情を説明しに行きました。
「自販機の会社の人が、私宛の1010円を受付に預けにくると思います、あとで取りに行きます。」と。

私の職場がある建物の、総合受付の人はこういう人

女性です。
私より若くて、髪も服も黒くて、お嬢様風で、とても真面目そうな感じで、しっかりしていて、対応が丁寧で親切で、笑顔が良くて、目が大きくて、童顔のかわいらしい顔立ちの女性です。
安達祐実さんみたいな雰囲気ですかね。
今年に入ってから、この建物の新しい受付係の人としてやってきました(前の受付の人は、退職したんだと思います)。
前の受付の人もよかったですが(ただし、気が強い感じの対応でした)、それよりもさらにいい感じの人です、雰囲気もとてもやわらかくて好きです。
そんな彼女の「受付力」というか、「細やかさ」というか、「気配り」というか、「圧倒的な仕事力」を、私はこのあと、目のあたりにするのであります。

1010円をすっかり忘れて、外に出ようとした昼休みのこと

「あ!」と私を呼び止める声がしました。
受付の人です。お手洗いにでもいっていたのでしょうか、受付前の通路からちょうど出てきて、外に出ようとした私と鉢合わせするかたちでした。
そこで、「あ!」と私も。
そういえば、1010円の返金の件をすっかり忘れていて、受付の人の顔を見て思い出したのです。
「そういえば、自動販売機のかた、いらっしゃいましたか」
「はい!これ、今作った簡単な封筒ですみませんが」
と、受付の人が差し出した封筒がこれです↓

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「ファ!?」

わざわざ封筒を手作りで作ってくださって、その中に1010円を入れてくださったんですか!!
受付は一人しかいなくて、しかも大変お忙しいお仕事なのに、なんと申し訳ないことをしてしまったんでしょう!!
わざわざ私の職場が入ってるテナント番号と、職場の名前、私の名前を書いてくださっていました。
なんと丁寧なことでしょうか。
個人的な、しかもくだらない、とてもつまらないことで、こんなにお手数をおかけして、本当に申し訳ございません。
っていうか、普通、自動販売機の人のほうが、お金をなにか袋にいれるべきでは!?
しかも返金は、不当利得の返還としての1010円きっちり!?
普通は、電話代・おわびとして、プラス10円をいれるものではないの……?
まあ、その自販機の人の話や、私の心がいかに汚いか、という話はまたの機会にしておいておこう。
今は、受付の人の話をしたいんだ。

そして、さらに驚いたのが、何気なくみた封筒の裏面……。
ファー!?これはー!!
はい!お好きかな、と思いまして(^^)←にこにこ」
なんとなんと、裏面にわざわざこんなものを印刷してくださっていたのです。

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チップとデール
あれ、福澤さんってチップとデール好きだったけ?私を知ってる人はそう疑問に思うかもしれません。
うん、私も別にそんなに好きではない(嫌いでもない)。
ではなんで、封筒の裏面にチップとデールだったのか。
それは、私が、職場での通勤に使っているバッグが、昔ディズニーランドで購入した、チップとデール柄のバッグだったからです。
受付の人は、毎日みてくださっていたのです、私のことを!!
ああ!!なんということでしょう!!ああ!!もうここで涙が出てきてしまいました。
「ああ!なんといったらいいのかわかりません、本当に本当に、感謝します、ありがとうございます」
もう、本当に言葉にならなくて、「ありがとうございます!」「感謝します!」の連呼しかできませんでした。
泣きながらお昼を買いにコンビニに行きました。

私はなぜ、号泣したのでしょう

なんで泣いていたのかわかりません。なんででしょう。
考えてみると、それはきっと色んな感情が複雑に交錯していると思うんだ。

第一に、シンプルに、親切・丁寧ににしていただいたことに対して、ありがたかったこと。
私の職場はかなりドライなほうなので、こういう小さな心遣いの発生することはありません。
私も含めて、職場の人たちが、もしこの受付の人の立場だったら、むきだしの1010円を、ポイっと渡すだけのはずです。
しかも私は秘書なので、マネージャーみたいなものです。何かをしてもらう立場ではなく、してあげなければいけない立場であります。
こんな屋敷しもべ妖怪ドビー(ドビー知ってる?ハリーポッターに出てくる奴。あいつは屋敷しもべ「妖精」だけど。)の身分の私に対して、ここまで丁寧にしてくださることが、本当にうれしかったのです。
なんていえばいいんだろう、「ご主人様が!!ご主人様が!!ドビーに靴下をくださったああああああああ!!」という感じでしょうか。

第二に、自分のきたなさ、愚かさに悲しくなったこと。
これまで生きてきて、たくさん親切にしていただいているし、たくさん迷惑もかけて来たでしょう。
それでも、私はきっと、そのことに気付けていないと思うのです。
誕生日の日のプレゼントとか、今回みたいに、ここまで親切にしていただいて、やっと気づくレベルです。
当たり前とか、普通の中に、飾らずある幸せに、気づけていないと思うの。
きちんと、ありがとう、と言えたことがあったのでしょうか。
そう思うと、私は愚かな人間だと思い、情けなくなりました。

第三に、自分の仕事の雑さ加減に心底反省したこと。
私も、この職場にきた10年くらい前は、いろいろと気遣いや丁寧さを大事にする秘書になろう、と思っていた記憶がかすかにあります。
気遣いや丁寧さを大事にする秘書になろう、という気持ちは、それはいつしか年月とともに風化し、毎日うつうつとし、すべてにおいて、秘書としての仕事が、とても雑になりました。
この受付の人のような細やかな心遣いなんて、もちろん全くできていないし、ルーティンな流れの仕事に対しても、身がもたなくて、投げやりな態度や、投げやりな立居ふるまい、投げやりな言葉遣いがかなり多くなったと思います。
それどころか、雇い主に対して、「この雇用契約を! ウグッブーン!! ゴノ、ゴノ世のブッヒィフエエーーーンン!! ヒィェーーッフウンン!! ウゥ……ウゥ……。ア゛ーーーーーア゛ッア゛ーー!!!! ゴノ! 職場ノ! 契約ガッハッハアン!! ア゛ーー契約ヲ! ゥ変エルナ! その一心デェェ!!」みたいな感じのこと言いながら雇い主に牙をむいたこともありました(これ、私がそう状態の時期に、理不尽な雇用契約変更について、私がぶち切れて勃発した戦争で、ほぼ本当なんですけれども。いや、ファアアーーーン!みたいな叫び声はないですけれども……想いの爆発加減が同じと言えばいいのか。よく私クビにならんかったな、この話はまた今度くわしく書きたいよ、法律事務所だからっていうのもあるのか、自らの権利主張できない弱い従業員は食われるのよ。あと関係ないけど、個人的に野々○議員の「感情爆発の状態」は、自分のことを観ているようで、ほんと、私、なんもいえない、あの人もそう(躁)だったのかな……)。


脅し系の悪い業者からの電話に毎日毅然とした対応ばかりしているから、職場の弁護士からの理不尽な要求や不審者に塩顔で抗弁や権利を主張しないといけないから、自分に病気の時期があったから、などと言い訳をしようと思えばいくらでも山のように出てきますが、そんなのは、誰だって同じなはずです。
まず、この受付の人みたいな気遣いをする前に、日常をきちんと丁寧にしなければ、と思っています。
とりあえず、作業感がただよう、「言葉だけの挨拶」をやめるようにしたいものですね。

とにかく、感謝感謝感激雨あられで、仕事終わりにまた受付の人に今日のことをお礼を申し上げて、帰宅したのです。

反省予約

でも、私、きっと忘れちゃうんだ、明日になれば。あるいは来週とか、1か月後とか、1年後とか。
もう今日感じたことを、全部、すっかりきれいに忘れてしまっていると思う。
だから書いたんだけれども。
だって、高校生の時に見た戦争のドキュメンタリーみたときも、そうだったもん。
いろいろ感じて、あのときいろいろ決意したけど、32歳になった今はもう忘れてしまってるもの。

何か目標を壁に書いて貼ったって、何週間もたつと、目標どころか、そこに張り紙したことすら目に入ってないもの。
紙だけが茶色く変色してさ、何年も何年も、そこにいるのに、忘れられた存在になってるの。
数年後、あれ、そういえばこんなところに変色した紙貼ってあるな、って捨てるの。
ホント、私ってなんで愚かなんだろう。どうしたらいいと思う?

とにかく、受付の人、どうもありがとうございました。
一生忘れません、と書きたいですが、できない約束を書けないので、つらいです。
今これを書いている現在は、一生忘れたくない、そういう気持ちでいることは、たしかです。

↓図書館で借りた本。ちょっとした心遣いのお手紙用に借りたんだけれども、こんなの読む前に、もっと基本的なことちゃんとやるべきだわね。