福澤さんの悩みを共有してみよう

いろんな人に悩みをうちあけたら、「それは誰でも同じことだ」という旨を言われることが非常に多いなと思いました(なんかあまり親切じゃないですよね)。それならば、悩みを共有できる場を作って、少しでも多くの人が見せかけでも安心が得られるように、とブログを作ることにしました。

大好きなアーバンギャルドの松永天馬さんのこと

前置き

前にも書いたんですが、私は「アーバンギャルド」というバンドが2010年から好きです。
アーバンギャルドのリーダーで、バンドのコンセプトをきめている、ボーカルの松永天馬さんのことを特に尊敬しています。

よく「アーバンギャルドというバンドが好きです」というと、「バンギャ(※バンドのおっかけをしている女性ファンのこと、バンドギャル)ですか?」とか聞かれますけれども、バンドのことは全く知りません。だから、バンギャではないような気もするけれども、でもライブに行ってるからバンギャなのかな。
いや、バンオバって言ったほうが正しいね。

バンドのファンの人というのは、いろんなバンドのことをよく知っていて、バンド全般、その他の音楽文化全般にくわしいイメージです。
でも私は、他のバンドのことは一切知らないし、バンド全般によくあるような話もわからないし、音楽全般について、かなり無知です。
あと、ライブハウスに基本的に座席がないということを、アーバンギャルドのライブで初めて知ったというのは、前にも書いたとおりです。
だから、バンドのライブ現場というのは、私にとって常に場違いすぎるから、いつもアーバンギャルドのライブやイベントに行くときは、外国に行くような気持ちで、緊張してキョロキョロしてることが多いです。
そんな私ですけれども、バンギャによくありがちな、ロリィタファッションが好きだったり、コスプレが好きだったり、元メンヘラだったりするので、なるべくしてバンド(アーバンギャルド)のファンになったのかもしれません。
バンギャの人たちは、どうやってバンギャになったんでしょうか。
私、気になります。
私はバンドの音楽はこれまでに全然聞いたことがなくて(いつも声優の曲とか、深夜アニメのアニソンばかり聞いていました)、人様に連れて行かれてアーバンギャルドのライブを初めてみて、好きになったもので、ほんと、ちゃんと知ってるバンドとか聴いてるバンドって、アーバンギャルドだけなんですよね。
なんか、夏によくやってる、フェス?とかいうのも行ったことないし、そういうフェス?とかいうのによく出てる有名なバンドも知らないし、バンド音楽の専門誌みたいなのも読んだことないんです。
よくライブのMCとかトークライブで、別のバンドの話が出ることもあるから、勉強しておこうかなあ。

アーバンギャルドの松永天馬さんとは

前置きが長くなりました。
現在、アーバンギャルドのメンバーはボーカルが2名(男女のツインボーカルです、珍しいですよね)、ギターが1名、キーボードが1名です。他の楽器の担当はサポートメンバーが入っています。
ボーカル2名のうちの1名が松永天馬さんです。
私とそんなに年齢かわらないんですよね。
でも、すごく頭がよくて、博識で、聡明なかただなあ、といつも観ていて思います。
なんと私の薄っぺらいことよ。そう実感します。

ライブでやってるパフォーマンスとか、楽曲は、かなり独特で、毒が強くて、何も知らずに初めてみた人は「わああああ!!!!!!!!!!」ってなっちゃうと思うんですけれども(笑)。
現代アート的というか、テーマとして扱っていることが、「性」とか、「死」とか、「鬱」とか、「少女」とか、そういうものということもあるし、、松永天馬さんが表現者としての威力を最大限に発揮してしまうので(詩のボクシングの過去のチャンピオンですからね)、合わない人には合わないかもしれません(笑)。
でも、トークライブとか、ライブの後の話とかで、素の状態の松永天馬さんを知っていると、とても真面目で優しくて頭のいいかただなあっていうのがわかります。
そういう頭のいい人が、わざと何か、メッセージを発しているというか、狂気じみたものを演じているというか、作っているというか、表現しているというか、そういうのがわかって、ギャップにまたグッときます。
演じていても、どうしても、隠しきれてない聡明さみたいなものが、端々に見えることがあるんですよね。
そういうのがとても素敵だな、私も頭良くなりたいな、と思います。

私は、アーバンギャルドのメッセージ性やバンドコンセプトに、初めてみたときから強く共感し、なんか、宗教みたいにアーバンギャルドや松永天馬さんをあがめています(笑)。
松永天馬さんはまるで、なにかの宗教の教祖みたいです(笑)。そして私は、信者です(笑)。
私は、「もう死にたい」みたいなネガティブな曲がとても好きで、「がんばれ」みたいなはげます系の曲はあまり好きではありません。
ネガティブな曲のほうが、逆に心が癒されるんですよね。
そういう曲がアーバンギャルドに多くて、とても気に入っています。
私は曲も作れないし、歌も歌えないけれども、私のかわりに気持ちを歌ってくれてる、っていう気持ちにもなれますね。
あ、扱ってるテーマがテーマだから、このバンドのメンバー、病んでるのかな、って思う人もいるかもしれませんが、アーバンギャルドのメンバーはみんな健康ですよ。
健康な人たちが、こういう表現をできるのはとてもすごいなあ、と思います。
いや、健康だからこそできるのかな。

松永天馬さんのトークライブのこと

松永天馬さんは、「松永天馬脳病院」というトークライブを過去に開催していて、この間の5月7日土曜日が3回目の「脳病院」でした。
私は今回、脳病院に初めて行きました。
松永天馬さんはとても表現活動が活発な方で、小説を出版し、その小説に関するトークと、あと来場者のお悩み(おな病み)相談コーナーがあり、もちろん歌もあり、盛りだくさんで楽しい夜でしたが、一番聴けてうれしかったのが、歌詞深読みのコーナーです。
この歌詞深読みのコーナーで、松永天馬さんは自分の詞をもってきて、いろいろと語ってくださったんです。
その詞は、アーバンギャルドの「シンジュク・モナムール」でした。
シンジュク・モナムールは、最新のアルバムに収録されている曲です。
前にも書きましたが、この曲は、アーバンギャルドにしてはめずらしく、おもてから明文で救いのある歌詞で、これまでの歌詞の中で、一番好きな歌詞かもしれません。
この歌詞は、天馬さんが、学生運動とか、そういう古い時代のドキュメンタリーをみたときに、着想を得て作った歌詞みたいですね。
そんなの微塵も感じませんでしたね。
歌詞の「飛んでくれるなお嬢さん 背中の桜が泣いている」というのは、東大紛争があったころの、東大駒場祭の有名なキャッチコピーが元ネタだそうです(とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている~~)。東大安田講堂が占拠されたときの話かな。
松永天馬さんって、本当に何でも知ってますね。すごいです。
私そんなこと一ミリも知りませんでした。

松永天馬さんの歌詞は、いつも、韻を踏んだり、同じ文字で始めたり、そういう巧みな言葉遊びももちろん満載ですし、性や鬱や、なかなか語られにくいいろんなモヤモヤした悩みみたいなものをうまく書いてくれるし、とても好きです。
あと、なぜか歌詞にたまにフランス語の単語が入りますよね。
モナムールもフランス語ですね(「女性」っていう意味かな?)。歌詞にたまにフランス語単語入るのはなんでなのかわかりません。
なんとなく、響きがいいですよね。

公式PVまたここに貼るので、ぜひ聴いてみてください、歌詞も一緒に出ますので、松永天馬さんの歌詞を読んでみてほしいです。


死んだら負けよ それだけよ

 


アーバンギャルド - シンジュク・モナムール URBANGARDE - SHINJUKU MON AMOUR