バンドはすごいよ
私はアーバンギャルドというバンドが好きです。
いつからファンになったのかなあ、と思って調べてみたのですが、2010年からでした。
ずっとコンスタントに聞き続けているバンドです。
ファンになったのは、2010年にあったライブに、関係者の人が招待してくれたのがきっかけです。
それまではアーバンギャルドという名前すら知らず、初めて観たのですが、そのときのライブやパフォーマンスに私はとても感動しました。
そこからどっぷりとアーバンギャルドの世界にハマって行きました。
※残念ながら当時招待してくれた方とはもう交流がないのですが。
私は基本的にCDや楽曲を買ったり、情報をチェックするだけで、ライブにはほとんど行きませんでした。そういう「買い専」のファンと言ったらいいのかな。
でも、2014年に「わ!!」っと目覚めた瞬間がありまして、2014年に2回ほどアーバンギャルドのライブを見に行きました。
その目覚めた瞬間というのが、当時リリースされたアルバム「鬱くしい国」です。
「鬱くしい国」に収録された楽曲が、いつもにも増して自分の中に響いてくる歌詞ばかりで、いてもたってもいられず、久しぶりにアーバンギャルドに会いに行ったのです。
で、私は初めて、バンドのライブだとか、オーディエンス熱気の凄さを思い知ることになりました。
私は2010年のアーバンギャルドライブもそうでしたが、それまで、一人一席座席が確保されているライブしか行ったことがありませんでした。
有名なアーティストの、武道館とか、代々木体育館でやるライブとか、そういうのも一人一座席ありますよね。そういうのしか行ったことなかったんです。
んで、2014年のライブで、ライブハウスに初めて入って、驚いたことが、「あれ!?座席ってないの!?」っていうことでした。
本当、何も知らないからね、私。田舎者っていうのもあるし。
全員スタンドです。
で、私はそのとき、初めてのライブハウスにして、入場整理番号が確か一桁の最初の最初だったんです。2番か3番だったと思う。
まあ、もうほぼ1番みたいなもんよ、頭よ、頭。
私こんなおばさんなのに、セーラー服に身を包んでさ(アーバンギャルドのファンはライブでセーラー服着てることが多いんだよ、そういうモチーフの衣装とか楽曲があるから)。
とりあえず、フロアの一番前に行ったんですよ。
そしたら自分の後ろにどんどん何百人もお客さんが入るわけよね。
ステージと客席を隔てる柵があるんだけれども、ライブ中はずっと後ろからその何百人ものお客さんの半端じゃない圧力が来て、柵にお腹がめり込んでるの。
押される押される押される。
苦しくて苦しくて、圧死するんじゃないか!?っていう身の危険を感じたよね。
怖かった。妊娠してる人は間違いなく流産するレベル。
しかもボーカルの松永天馬さんが柵に足をかけて客席に向かってきたりして、そのときの圧力は本当にやばかった。
そういうことを全く知らずに行ったもんだから、もうすごかったよね。びっくりした。
バンドのファン活動っていうのか、追っかけって、こういう感じなんだって、バンドのファンになって何年も経ってから、初めて知ったの。
もうカルチャーショックだったよね。
座席がなくて押し合いへし合いになるのがつらいから、もう体調悪くなってからはライブハウスには行ってないけどね。
後ろの方で見てればそういうのないらしいね。あのとき全く知らなくて一番前に行っちゃったけど。
あとバンドのファンの専門用語?とかもその頃から知り始めた。
普通に普段からバンドの追っかけをやってる人は当たり前に知ってる言葉なんだろうけれども、バンギャとか、モッシュとか、全通とか、そういう用語のこと(みんなは知ってる?)。
もしかして、バンドって、いろいろと面倒くさいファン同士の人間関係もあるのかな。
私はまだ現場で知り合ったファン友達いないから、わからないけれども。
あとSNSや電子掲示板で面倒くさいことあったりとか。あるのかな?わからないけれども。
いや、ないと信じてるよ、私は!
いつまで私は応援し続けられるのかわからないけれども、アーバンギャルドが好きだから、応援するよ。
いつか一人一席ある会場でやってくれたら、うれしいなあ。私ほんと、おばさんだからさあ。
[MV]アーバンギャルド「さくらメメント」(6/18発売「鬱くしい国」より)